不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/12/23

中核都市賃貸M相場、ファミリー1位は福岡「赤坂」

 (株)長谷工ライブネットは22日、「中核都市賃貸マンション賃料相場マップ2025年版」の販売を開始した。

 札幌市・仙台市・広島市・福岡市・北九州市の5つの地方中核都市で、同社が管理する約1万2,000戸の賃貸マンション成約データと、同社が信頼できると判断した25年度の賃貸募集データを基に、間取りタイプをシングル・コンパクト・ファミリーの3タイプに分類。各都市における路線・駅別の賃料相場を独自の分析調査によりまとめた。調査対象は、42路線・延べ287駅。

 エリア別・間取りタイプ別にランキングした結果、全体における1位は、シングル(25平方メートル換算)が仙台市「青葉通一番町」駅(7万8,000円)、コンパクト(40平方メートル換算)が福岡市「西鉄福岡」駅(10万8,000円)、ファミリー(60平方メートル換算)が福岡市「赤坂」駅(17万1,000円)となった。

 今回より、集計期間を暦年から年度(24年4月~25年3月)に変更し、直近の繁忙期(1~3月)賃料を反映。さらに、新築のみの賃料水準を新たに掲載し、駅ごとの賃料査定(賃料マップに記載の賃料)に加え、新築の賃料が全体(新築+既築)の賃料より何%高いかを5段階で色分け表記した。これにより、新築物件の供給が活発なエリア、新築賃料の水準を視覚的に把握できる(対象は32路線・延べ152駅)。
 札幌市ではファミリータイプを中心に中央区の市電沿線、仙台市では青葉区、広島市では南区の比治山公園周辺・西区の平和大通り周辺、福岡市では中央区(10%以上高値の駅が集中)を中心に全タイプ、北九州市では小倉駅周辺と黒崎駅周辺で新築物件の活発な供給が見られた。

 価格は、PDF版が1万1,000円、紙印刷版が5,500円(いずれも税込み)など。詳細は同社ホームページを参照。

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