不動産ニュース / その他

2026/2/19

東京・日本橋で視覚障害者用歩行支援ツールの実証実験

歩行支援ロボットを活用し、視覚障害者が日本橋のまちを歩く様子

 三井不動産(株)と(一財)トヨタ・モビリティ基金は18日、東京・日本橋で視覚障害者用歩行支援ツールの実証実験を、7・8日に実施したと発表した。

 視覚障害者が安心・安全にまちを移動できる技術の社会実装を目指す「ワクワクプロジェクト」の一環。トヨタ・モビリティ基金が主体となって推進している。

 前回(2025年)の実験では、高層ビルが立ち並ぶ都市環境において、「進行方向がずれる」「曲がる位置を正しく認識できない」といった位置測位に関する課題が確認された。そこで今回は、AIによる画像認識や各種センサーなどを活用し、実際のまちの中で歩行支援ツールがどのように機能するかについて、有効性や課題を視覚障害者の意見を踏まえ検証した。

 実験には11人の当事者が参加。視覚障害者用歩行支援ツールを開発する6社(※)が提供するスマートフォンアプリや歩行誘導マット、歩行支援ロボットを活用してもらいながら、日本橋室町三井タワーのエレベーター乗降や、コレド室町テラスから「三越前」駅までの地下通路の移動、歩車分離されていない道路の歩行などを行なった。

 参加者からは、音声案内の分かりやすさや操作時の負担感など、ユーザーインターフェイスの改善に向けた具体的な意見をフィードバックとして得た。また、GPSだけでは正確な位置測位が難しい都心のビル群や屋内環境においても、画像認識やセンサー情報など複数の技術を組み合わせて活用することで、曲がるタイミングや進行方向の案内精度が高まることが確認された。

 なお、三井不動産は、検証設計・実証フィールドの提供および幅広い検証が可能な環境構築に協力。他、(株)ヘテヘテが障害者とのインクルーシブデザインの知見を生かし、実験の詳細設計と運営協力を、東京都市大学都市工学科稲垣研究室は実証実験全体に関する助言および有志の学生による実験当日の安全確保を担った。

※(株)コンピュータサイエンス研究所、(株)Ashirase、リンクス(株)、(株)プライムアシスタンス、錦城護謨(株)、パナソニック アドバンステクノロジー(株)

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