記者の目

2006/2/17

「パークタワー目黒」のモデルルームがいよいよオープン

目黒駅前の新たなランドマーク

 三井不動産(株)と(株)室町クリエイトは、東京都品川区上大崎4丁目に現在建設中のタワーマンション「パークタワー目黒」(総戸数202戸)のモデルルームオープンに先がけ、2月15日(水)にプレス向け見学会を開催した。

「パークタワー目黒」完成模型
「パークタワー目黒」完成模型
「エグゼグティブ」グレードの天然大理石のキッチンカウンター
「エグゼグティブ」グレードの天然大理石のキッチンカウンター
「エグゼクティブ」グレードの書斎
「エグゼクティブ」グレードの書斎
「インペリアル」グレード。HBAタイプは斬新なデザインで演出
「インペリアル」グレード。HBAタイプは斬新なデザインで演出

 同物件は、目黒駅前の新たなランドマークとして注目されている住・商複合ビル「目黒ヒルトップウォーク」(地上28階、地下3階)の6階から28階に位置しており、山手線の駅から徒歩1分という希少性から注目を集めている。「目黒ヒルトップウォーク」には分譲住宅のほか、低層部(1階から5階)には店舗、オフィスが入居する予定。

周辺環境の向上にも寄与

 東京都の総合設計制度活用第1号として昭和44年に竣工した旧「三井銀行コンピュータセンター」の跡地。落ち着いた歴史ある町並みの続く行人坂と、雑多で華やかな権之助坂にはさまれた高台に位置する。旧三井銀行コンピューターセンターの設計監理を担当し、今回目黒ヒルトップウォークの設計監理にも当たった(株)松田平田設計では、「この建物ができることで、街全体の環境向上に寄与できれば」と語っており、周囲に3,500平方メートルの公開空地を設けるなど、周辺と共有できる空間作りや景観にも配慮したビルにしていきたい考えだ。

スマートでスタイリッシュな建築デザイン

 ビルの外観デザインは(株)松田平田設計・中園正樹氏と照明デザイナーの内原智史氏のコラボレーション。ステータスと品格を兼ね備えた、スマートでスタイリッシュなデザインをコンセプトにし、基壇部はガラスのカーテンフォールと天然花崗岩を使用、上層部はピュアホワイトと上質感のあるアースカラーの2色タイルで、周囲と調和しながらも存在感のあるフォルムを実現したいとしている。また、エントランスホールなどの共用部は、世界のラグジュアリーホテルを手がけるハーシュ・ベトナー・アソシエイツ(HBA)が監修する。

タワーならではの眺望と開放感を演出

 住戸内装のグレードは『インペリアル』『エグゼクティブ』『スーペリア』の3つ、カラーセレクトは4タイプが用意されている。今回公開されたモデルルームは2タイプ。

 SOHOなどの都市居住生活者向けの「75Cタイプ」(1LDK+DEN+WIC、専有面積74.28平方メートル『エグゼクティブ』)と、一方、社交的な都市生活を楽しむDINKS向けの「105Aタイプ」(1LDK+DEN+WIC、専有面積102.89平方メートル、『インペリアル』)だ。いずれもモダンな色調に加え、ハイサッシュ、手すりなどの採用により、タワーマンションならではの眺望と開放性が得られるよう工夫が凝らされている。

 住戸プランは1LDK(専有面積44.54平方メートル)から3LDK+DEN+WIC+SIC(専有面積110.82平方メートル)、販売価格は3,500万円台から1億8,000万円台。最多価格帯は6,000万円台~8,000万円台(専有面積50平方メートル~70平方メートル)の予定。

豊かな都市生活を共有

 共有部分には都心の眺望を一望できるビューラウンジ(20階)ゲストルーム、富士山を望むスカイデッキ(屋上)、本格的な音響施設を備えたスタジオルームや本格的な和室[なごみ](地下1階)を設置。また、入居者に向けて目黒雅叙園と提携サービスやコンシェルジェサービスの提供、最新のホームオートメーションシステムの採用など、快適な暮らしをサポートする環境も充実している。

全国から反響

 モデルルームのオープンは3月18日(土)。販売時期は第1期が2006年3月下旬、建物竣工予定は2007年9月、入居開始は2007年12月の予定。

 三井不動産広報部によれば、現在、全国から約3,500件超の反響がきているという。主に30代~40代の単身者、少家族が中心で、戸建てからの買換えの高齢者、地方からの投資目的の購入者なども多いようだ。

 JR山手線の駅前という希少な立地と、これまで超高層マンションが少ないエリアだった目黒駅周辺でのビッグプロジェクトに、全国から熱い視線が寄せられている。(M)


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