vol.278 アメリカの一戸建ては門がないという不思議?
アメリカの住宅には「門」がないことに長い間気がつかなかった。「奥ゆかしい門構え」とか「門から中をそっとうかがうと?」…なんて、そんな光景にはお目にかからない。
アメリカの住宅には「門」がないことに長い間気がつかなかった。「奥ゆかしい門構え」とか「門から中をそっとうかがうと?」…なんて、そんな光景にはお目にかからない。
インテリアデザイン業界で最も注目される見本市及び国際会議がシカゴで年1度開かれる。「ネオコン」である。
毎日自分の口に入れる食べ物がどこからくるのか、安全なのかどうか疑問に思う人々は少なくないだろう。野菜を自分で育てる人が都会に増えている…といっても、窓辺にパセリの鉢を置くレベルを越え、農作業に近い。
シカゴ川沿いに林立する建築物を眺めるボートツアーがある。「リバークルーズ」と言って、200人はゆうに乗れる2階建てのボートでスナックバーもついている遊覧船。
インテリアデザイナーのチィとディビッドの室内は、意識的に置かれた植物や小物がアクセントとしてよく映え、すっきりした空間である(前回参照)。アメリカは国土が広いので、従って住まいの空間も広い印象はぬぐえない。
インテリアデザイナーのチィとディビッドはカリフォルニアの潮風が爽やかに通り抜けるタウンハウスに住んでいる。彼らの家の内装(インテリアデザイン)は驚くほどシンプルだ。
濃い緑と真紅やオレンジ色の花々が、白亜のタウンハウスに濃い影を映している。「これがカリフォルニアの陽光だ!」厳寒の12月に中西部から2800kmはるばるとやってきた西海岸だが、この陽射しは眩しすぎる。
昨秋、アーカンソー州の不動産エージェント、ビバリー・カーターさんが不動産物件を案内中に誘拐され殺害された事件は不動産ビジネスに関わる多くの人々を震撼させた。顧客に物件を見せたあと、次の2ヵ所のアポイントメントにカーターさんが現れなかったために心...