不動産ニュース / 開発・分譲

2012/10/19

「かぜ」「ひかり」を取り入れたモデルハウス、20日オープン/旭化成ホームズ

「街かどヘーベルハウスアトラス上大岡ガーデン」外観
「街かどヘーベルハウスアトラス上大岡ガーデン」外観
階段下のスペースを利用した「ジョイントフロア」。自然の変化に合わせて住まい手が移動できる「移ろ居」の場の一つ
階段下のスペースを利用した「ジョイントフロア」。自然の変化に合わせて住まい手が移動できる「移ろ居」の場の一つ
「窓辺の仕掛けが、『家族を自然につなぐ』場所になると嬉しい」と話す、同研究所主幹研究員の村松 浩氏
「窓辺の仕掛けが、『家族を自然につなぐ』場所になると嬉しい」と話す、同研究所主幹研究員の村松 浩氏

 旭化成ホームズ(株)くらしノベーション研究所は、注文住宅「しぜんごこちの家」のモデルハウスを20日にオープン。それに先立ち、18日にマスコミに公開した。

 モデルハウスは、旭化成不動産レジデンス(株)が開発しているマンションと戸建ての一体開発プロジェクト「アトラス上大岡」(横浜市港南区)の戸建街区に建設。「街かどヘーベルハウスアトラス上大岡ガーデン」として、旭化成ホームズがヘーベルハウスの新築請負受注活動に使用した後、建売住宅として販売される予定。

 「しぜんごこちの家」は、「都市にある自然を上手に取り入れることで、心地よい暮らしを生み出していく」ことをコンセプトに、同研究所が提案した住宅。
 家の奥まった部分に居室を設け、窓を設置することで「かぜ」の出口を確保、入口からの風が通り抜けるよう工夫している。窓辺周辺にはベンチや段差などを設け、陽の移動に対応して住まい手が移動できる「移ろ居(うつろい)」スペースを用意。また、リビングダイニングからは死角となる部分に、1人で過ごせる居場所も確保。家族が集まって過ごせる「見える場」だけでなく、家族の気配を感じながらいい距離感で過ごせる「隠れる場」などの空間づくりを試みている。

 説明会の中で、同研究所主幹研究員の村松 浩氏は「『しぜんごこちの家』は、『かぜ』と『ひかり』などの自然を取り入れたパッシブ設計が特長。住まい手がその自然の変化に合わせてアクティブに移動できる空間づくりを意識した。窓辺の仕掛けが、『家族を自然につなぐ』居場所になると嬉しい」などと話した。

 同モデルハウスは、1階床面積77.24平方メートル、2階床面積52.79平方メートル。公開終了時期、販売時期は未定だが、公開後は7,000万円半ばで販売する予定。

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