(株)ビルディング企画は13日、2013年11月度の東京主要5区(千代田、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況調査結果を発表した。
東京主要5区のビル(基準階床面積100坪以上)の平均空室率は7.90%(前月比0.14ポイント減)と、4ヵ月連続の改善となり、11年12月以来23ヵ月ぶりに7%台を回復した。
最も空室率が改善したのは中央区で8.07%(同0.46ポイント減)。複数の成約と新規募集が少ない状況が続いたことが要因。以下、新宿区9.98%(同0.26ポイント減)、港区8.83%(同0.23ポイント減)、渋谷区6.69%(同0.10ポイント減)の順で、それぞれ改善。いずれの区も100坪から500坪程度までの面積帯に成約が多くみられた。
推定成約賃料は1万6,305円(同32円増)と、8ヵ月連続の上昇。新規募集物件での価格の引き上げが続いているため。
新築ビルの平均空室率は17.02%(同1.53ポイント減)、推定成約賃料は3万154円(同513円減)。物件の増減がなく、空室の消化が進む結果となった。