不動産ニュース / ハウジング

2015/3/24

新ブランド立ち上げ、高級住宅市場に参入/アキュラホーム

モデルルーム外観。左官職人・久住有生氏による波をイメージした左官仕上げとなっている
モデルルーム外観。左官職人・久住有生氏による波をイメージした左官仕上げとなっている
2階には木造軸組み工法の大空間を生かした約36.5帖のリビングダイニングを設置。桜や紅葉など四季が楽しめる植栽を施した約40帖の中庭を眺めることができる
2階には木造軸組み工法の大空間を生かした約36.5帖のリビングダイニングを設置。桜や紅葉など四季が楽しめる植栽を施した約40帖の中庭を眺めることができる
「世界に誇れる伝統技術を取り入れながら、良いものを適正価格で提供していく」などと抱負を語る宮沢社長
「世界に誇れる伝統技術を取り入れながら、良いものを適正価格で提供していく」などと抱負を語る宮沢社長

 (株)アキュラホームは、高価格帯住宅の新ブランド「AQレジデンス」を立ち上げ、4月4日に、ハウジングプラザ瀬田・瀬田展示場(東京都世田谷区)に、新ブランドのモデルルームをオープン。販売を開始する。

 「AQレジデンス」は、日本の伝統的な高い技術を持った「匠」(大工、左官、庭師など)や工務店・建築家等と連携し、同社がこれまで取り組んできた建築合理化ノウハウやコストダウン技術を活用することで、高額住宅での適正価格化を実現。市場価格の約3割安で提供していく。

 「AQレジデンス」に携わっている「匠」は、日本では数少ない数寄屋造りの大工職人・杉本広近氏、重要文化財の修復を手掛ける高い技術を持つ左官職人・久住有生氏、国内・海外で庭園の設計・施工・管理を手掛ける庭師・比地黒 義男氏の3名。

 同社は新ブランド立ち上げに当たり、受注窓口としてデザイナーや営業、施行技術者など7名で構成する専門部署「AQレジデンス推進室」を設置。初年度は、東京エリアを対象に20棟の受注を目指す。中期3ヶ年計画では、関西・東海エリアへの展開も予定。人員など体制を強化し、3年目には年間100棟の受注を目指す。大手ハウスメーカーで本体価格7,000万円相当(同社調べ)の設備仕様の住宅を、4,800万円(205平方メートル)で販売していく。

 23日会見した同社代表取締役社長・宮沢俊哉氏は「60歳以上のシニア層の都心回帰、消費税増税後も落ち込まずに推移している高価格帯住宅のニースなどを見込み、参入を決定した。世界に誇れる伝統技術を取り入れながら、よいものを適正価格で提供していく」等と抱負を語った。

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