不動産ニュース / 開発・分譲

2015/5/11

東京・調布で総戸数331戸の大規模建て替えマンション竣工/旭化成不動産レジデンス

「アトラス調布」外観イメージ。新しく誕生したコミュニティ道路を2棟の住棟が挟んでいる
「アトラス調布」外観イメージ。新しく誕生したコミュニティ道路を2棟の住棟が挟んでいる

 旭化成不動産レジデンス(株)はこのほど、大規模団地「調布富士見町住宅」(東京都調布市、総戸数176戸)の建替事業による再建マンション「アトラス調布」(総戸数331戸)の竣工を発表した。

 同事業は、2008年8月に同社が事業協力者として選定された後、地区計画・地区整備計画による都市計画法「一団地」の廃止手続きと合意形成を並行して進め、約7年を経て竣工したもの。同社がこれまで手掛けたマンション建て替えでも最大規模となる。

 「調布富士見町住宅」は、1971年に分譲された地上5階建て5棟の団地で、延床面積は1万470.52平方メートル。
 建て替え後の「アトラス調布」は、地下1階地上6階建てと地下1階地上8階建ての2棟の分譲マンション。非分譲戸数104戸、販売戸数227戸。延床面積は3万5,055.17平方メートル。専有面積56.05~94.64平方メートル。

 「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」による建て替えでは初と思われる「公道の付け替え」を実施。新しい公道は、美しく舗装された「コミュニティ道路」として敷地の中央を貫いており、その両側に広がる並木や植え込み、ガーデンカフェ、キッズルームといった共用施設などが設けられ、敷地全体が一つの心地よいコミュニティ空間となる。

 雁行型住棟設計の採用により、南西向きの敷地に、多くの真南向きの住戸や、3・4方向に窓のある開放的なプランを実現。地下駐車場や電線を埋設することにより、美しいまち並みを創出した。
 また、約1万2,400平方メートルの広大な敷地の約24%を緑地に。屋上庭園や石庭など、自然の潤いが感じられる空間を多数用意している。

 住戸設計は、戸建住宅「へーベルハウス」が子育て期家族のコミュニケーションを深める設計手法として提案している「+NEST(プラスネスト)空間」を採用。「子供と育つ家」、「吹抜けメゾネットの家」など、7つのテーマのもと、全68タイプの住空間を実現した。

 現在は8割程度が売却済みで、購入者は調布市、三鷹市のファミリー層が多い状況。

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