不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/9/21

東京主要5区のオフィス空室率、6ヵ月連続で改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2016年8月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査をまとめた。

 平均空室率(基準階面積100坪以上)は3.47%(前月比0.20%低下)と改善した。当月は大型ビルの成約が目立ち、大規模ビルの成約も複数あったことから、6ヵ月連続で空室率が低下した。

 区別では、渋谷区以外の4区で空室率が低下。中央区は2.33%(同0.38%低下)と大幅に改善。新宿区は2.20%(同0.37%低下)調査開始以来、初の2%台となった。港区は4.99%(同0.21%低下)で、大型区画で解約が出たものの、大規模ビルで成約が進み、空室率は低下した。千代田区も3.18%(同0.18%低下)と、2ヵ月連続で低下した。
 一方、渋谷区は2.97%(同0.27%上昇)と上昇。空き室の少ない状況ながら、大型ビルで借り換えによる空室が発生、空室率が増加した。

 1坪当たりの推定成約賃料は1万8,400円(同56円減)と、わずかに下落。新規募集が落ち着いた一方、成約面積も前月よりわずかに減少し、同水準で推移した。
 
 新築ビルの空室率は5.55%(同0.18%低下)と改善。推定成約賃料は3万3,210円(同1,328円減)と、下落した。

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