不動産ニュース / 開発・分譲

2001/4/13

「M.M.Towers」で高速大容量の光ファイバーを全戸に

 三菱地所(株)と前田建設工業(株)は、横浜みなとみらい21地区で共同建築中の、同地区初の住宅「M.M.Towers」(総戸数862戸予定、4/14(土)より登録受付開始)」において、NTT東日本の技術協力を得て光ファイバーによる、家庭向け超高速インターネットシステムを各住戸に導入する。

 本システムの導入により、総務省が提唱するFTTH構想(FIBER TO THE HOME)に基づく、高速で大容量のデータ伝送が可能となり、本格的なブロードバンドマンションとなる。

 同マンションではこれまでのインターネットマンションで主流となっているLAN配線方式(※)ではなく、光ケーブルを1階共用部から直接各住戸まで1本1本配線する方式を採用している。これは将来の更なる技術革新も視野に入れた、通信インフラの変更にも柔軟に対応できるようにしたもの。
また、これまでの通信回線に比べより高速で大容量のデータ送信が常時接続で、しかも低料金(住戸あたり月額3,500円予定)で利用できることになり、今後サービスが見込まれるビデオ配信や音楽配信等に対しても、ストレス無く快適に利用することができるようになる。

なお、三菱地所(株)では今後のマンション事業においても情報技術の導入について、積極的に住宅基本性能の一つとして捉えて事業化検討をすすめていくとしている。

※LAN配線方式……メタルケーブル等をマンション共用部の各階まで配線し、HUB(分配器)等を利用して各住戸に分配する方式。

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