住友不動産販売(株)は、不動産を対象としたアセット・マネジメント事業の市場拡大を予想し、同事業に参入する。
超低金利下での資産運用対象として、不動産の証券化や不動産投資に対するニーズが高まりをみせている。こうした状況の下、同社は既存のノウハウや情報、ネットワークを活用できる事業としてアセット・マネジメント事業に着目し、新たなビジネス展開を図る。
具体的事業内容は「不動産に関するアセット・マネジメント業務の受託」「デュー・デリジェンスを活用した不動産仲介」「プロパティ・マネジメント業務」「不動産ファンドの運用」の4本で、デュー・デリジェンスを活用し、国内外の金融機関・事業法人などからの仲介案件を発掘する。
また、同社では同事業を担当する「アセット・マネジメント事業本部」を6月末に新設する予定で、同事業本部にはアセット・マネジメント事業を展開する「ソリューション事業部」と、不動産の投資パフォーマンス向上をめざす「プロパティ・マネジメント事業部」を設置し、今後はREITビジネスへの展開も図るとしている。