不動産ニュース / 政策・制度

2001/6/14

国土交通省にて、「第1回不動産鑑定評価部会」開催される

 6月1日に行なわれた第1回国土審議会土地政策分科会で「不動産鑑定評価部会の設置」が決定したことを受け、14日、国土交通省において「第1回不動産鑑定評価部会」が行なわれた。

 同部会では委員互選により緒方瑞穂委員が部会長に選任され、緒方部会長は前川俊一委員を部会長代理に指名した。
 その後現行の不動産鑑定評価基準について事務局が説明すると、各委員からは「鑑定評価上の特定価格の概念と、市場の成立価格との関係を明確化することが必要」「取引市場の特性や市場参加者の行動をシミュレーションとした評価を行なうため、基準の見直しが必要」「取引事例データを整備するとともに、一層の開示が不可欠」などの意見が出された。

 また、今後はおよそ月1回ペースで部会を開催し、次回は不動産鑑定評価基準の改定に向けた主要論点の整理を行なう。
 なお、同部会では改定の骨子案がまとまった段階でパブリックコメントを実施し、2002年3月中を目途に不動産鑑定評価基準のあり方についての最終報告をとりまとめるとしている。

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