不動産ニュース / 仲介・管理

2001/8/13

三井不販、不動産インスペクション事業の新会社を設立

 三井不動産販売(株)は、不動産インスペクション事業(建物調査)を推進するため、新会社(株)リスペクト建物調査(東京都中央区、伊藤正裕代表)を設立し、8月20日よりサービス提供を開始する。

 同社は、昨年1月より、中古住宅の建物の状態を専門技術者によって調査・開示し、売買時の判断材料として役立てるための不動産インスペクションサービス「ホーム&インスペクション」を開始するとともに、今年1月からは同サービスに中古住宅瑕疵補償制度「オーナーズプラス」を追加導入し、同事業の強化・拡充を図ることで400件近い利用実績を得ている。
 しかしながら、中古住宅流通の活性化に向けた国土交通省の中古住宅保証制度が開始するなど市場整備の流れが急速に具体化することを受け、同グループの取引以外の顧客や他の不動産流通事業者など利用対象の拡大し、新会社設立により独立事業体として事業推進を図るとしている。
 同サービスは専門技術者1名が対象建物の屋根・外壁、床下・屋根裏の状況、居室内の設備等を目視を中心として総合的に調査し、建物の状態についてわかりやすい調査報告書を作成、依頼者に提出する。(破壊検査、害虫調査、地盤調査、耐震性等の構造計算は含まず)。料金は首都圏の場合で木造一戸建て82,000円、マンション67,000円(いずれも消費税別途)。対象者は売主・買主で、サービスエリアは首都圏・関西圏・中部圏。今後は全国展開を図り、2003年度の調査受託件数は2,000件をめざす。
 

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