(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、首都圏における2001年10月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,259件(前年同月比6.1%増)と、2ヵ月連続で前年同月を上回った。一方、新規登録物件数は7,583件(同▲1.5%)で2ヵ月連続で前年同月を下回り、成約物件平均価格についても1,917万円(同▲4.8%)と、過去最低を更新した。
戸建住宅の成約件数は1,037件(同▲0.2%)で、3ヵ月連続で前年同月を下回った。新規登録物件数は5,942件(同16.5%増)で、こちらは16ヵ月連続で前年同月を上回る結果。また、成約物件平均価格は3,551万円(同▲6.4%)と4ヵ月連続で3,500万円台となっている。新規登録物件の平均価格は4,374万円(同▲3.4%)と、4,300万円台に戻した。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は9ヵ月連続で前年同月を下回る331件(同▲0.3%)。成約物件の平均価格は3,084万円(同▲5.8%)で過去最低を更新した。また、新規登録件数は2,480件(同19.1%増)と増加率は2ヵ月連続2桁台となったが、1平方メートル当たり単価は23.98万円(同▲2.1%)となった。