不動産ニュース / ハウジング

2001/11/9

【編集部取材】ARH、フランチャイズで輸入住宅の全国展開へ

国内現場におけるパーツの組立て事例
国内現場におけるパーツの組立て事例

 住宅および建設資材の輸入・販売を行なう(株)アメリカンリゾートホーム(所在:東京都世田谷区、代表取締役:北川保氏、略称:ARH)は、フランチャイズ形式によるネットワークを構築し、「アメリカン輸入住宅」販売の全国展開を開始した。

 同社が輸入・販売を行なうアメリカン住宅は、基本となる1階床システム・1階部分・2階床システムの製造・組み立てをアメリカで完全に仕上げたものを輸入し、国内で各パーツの組み立ておよび最終施工を行なうもの。パッケージには躯体部分・外壁仕上げ(サイディング)・断熱材・石膏ボード・内装塗装仕上げ・配線・配管・キッチン・浴室・トイレ・暖炉・照明などがすべて取り付けられた状態で輸入されるため、在来工法による1ヵ月以上の施工行程を着工後2日間で完了可能となるのが最大の特徴。このような住宅は、1900年代から1940年代にアメリカで加工・販売された加工済み住宅「キット・ハウス」を模したもので、施工期間の短縮化やコスト低減化を図ることが可能。また、パッケージには冷蔵庫・オーブン・電子レンジなどの電気製品や、家具・カーテンなどのインテリア製品も含まれており、これらは外観デザインとともに現地の設計士やコーディネーターにより、統一性のあるコーディネートが施されている。
 なお、同社では全国展開を図るにあたり、同製品の販売・取り次ぎ・施工会社となる「フランチャイジー」を募集する。「フランチャイジー」は同社に事前登録し加盟店となるが、一般的なフランチャイズと違い、加盟費・年会費・ロイヤリティー等が一切不要のため、他メーカーの既存フランチャイズ会社も参加可能。これについて、同社は「短期間・低コストの新建築工法の住宅を国内でも普及させたい。フランチャイジーからは地域ごとに異なる仕様変更やユーザーニーズについての意見・情報を吸い上げ、今後の商品開発に役立てたい。そのためには当社・商品開発元(アメリカ)・フランチャイジーをネットワーク化し、いずれはフランチャイジー同士のネットワーク化も視野に入れている」としている。なお、当面は各都道府県につき加盟店1社を目標とし、順次規模拡大をめざすとしている。

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