森ビル(株)は14日、青松寺や日本放送協会らと共同ですすめてきた大規模再開発プロジェクト「愛宕グリーンヒルズ」(東京都港区)の住宅棟「フォレストタワー」(総戸数354戸)が10月末に竣工したのに伴い、竣工法要を行なった。
愛宕グリーンヒルズは、「MORIタワー」および「フォレストタワー」のツインタワーで構成されており、7月末に竣工した事務所棟の「MORIタワー」に続き、高級賃貸住宅事業の本格参入物件として話題となった「フォレストタワー」が10月末に竣工した。
同物件では、慈恵大学病院と提携し「健康相談室」設置や無料の定期健康診断を実施するほか、マリオットホテルとの提携による家具・電化製品・食器等が付いた「家具付きアパートメント」99戸が用意される。また、24時間バイリンガル対応のフロントやコンシェルジュサービス、ドアマン・バレーサービスなど、入居者に高級ホテル同様の各種サービスが提供される。住戸タイプは67.5平方メート(1Bedroom)~301.8平方メートル(3Bedrooms)の全17タイプで、賃料は月額45万円~346万円、 入居開始予定は11月中旬以降。
なお、厳粛な雰囲気の中で執り行なわれた同タワーの竣工法要で、同社専務取締役の山本和彦氏は「21世紀に新しい形で愛宕山に住む人々を迎えたい」と述べ、会場に足を運んだ約80名の関係者とともに竣工を祝った。