住友不動産販売(株)は16日、「2002年3月期 中間決算短信」を発表した。
当期単体業績の売上高は190億9,200万円(対前期比2.9%増)、営業利益は44億9,300万円(同▲7.9%)、経常利益は38億7,800万円(同▲5.4%)、中間純利益は21億9,800万円(同▲5.1%)であった。
当期連結業績(対象7社)の売上高は202億7,800万円(対前期比2.3%増)、営業利益44億4,600万円(同▲10.5%)、経常利益は42億400万円(同▲5.0%)、中間純利益は23億2,900万円(同▲6.4%)であった。
減収要因は個人消費低迷の継続などにより取扱高が減少したことによるが、受託業務においては前期以前に契約した都心物件などの引渡が多かったため、取扱件数・取扱高ともに増加している。しかしながら、前期導入した原価計算制度の影響が導入時に比べ薄れ、同業務における営業利益は対前期比▲16.5%となった。
なお、同社は中期的経営戦略として「全国200店舗構想」を掲げ、地域密着型の直営ネットワーク構築を展開しているが、同構想は当年中に達成する見込みとしている。また、本年6月に新設したアセット・マネジメント本部の早期戦力化を図り、仲介業務・受託販売業務によるフィービジネスにより借入金の積極的な削減をめざす。また、店舗戦略およびIT戦略を核としたシェアアップを図り、通期業績は営業収益456億円(対前期比5.6%増)、営業利益116億円(同0.6%増)、経常利益110億円(同4.0%増)、当期純利益62億円(同2.9%増)を見込んでいる。