松下電工(株)は、業界初となるインターネットマンションに対応した「集合住宅用宅配ボックスMF-Net型」を開発し、専用管理サーバーを立ち上げ、26日より受注を開始する。
同宅配ボックスは、インターネット接続機能を搭載し、宅配ボックスで得られた履歴データを、同社が10月30日に立ち上げた「宅配ボックス管理センター」で一括管理することにより、「遠隔監視」や「電子メールによる着荷連絡」などのボックスの情報をインターネットで入居者・管理会社に提供するしくみ。従来の電話回線を利用したシステムと比べ、多用途、低コストであるのに加え、暗号化通信を行なうなど、セキュリティについても確保されたものとなっている。
標準価格は122万5,000円(20世帯用)~252万4,000円(100世帯用)、サーバ管理費用は1世帯あたり約100円/月程度(マンション全体で3,000~5,000セット/月)。同社では2003年に20セット/月(年間2億円)の販売を見込み、12月には現在の100世帯対応から300世帯まで対応可能な第2弾商品を発売、受注拡大を図るとしている。