(社)日本住宅建設産業協会は、「2001年度上半期戸建住宅供給調査」(4月1日~9月30日)の動向をまとめた。
同調査は、同協会が取り扱った(財)住宅保証機構の10年保証住宅(戸建住宅)[以下、特定住宅]の動向をまとめたもの。
それによると、協会会員131社が全国で着工した特定住宅は5,619戸(対前年同期比▲1.8%)で、内訳は戸建分譲住宅4,387戸(同6.2%増)、法人受注による住宅建設160戸(同▲11.6%)、個人注文住宅1,072戸(同▲24.1%)であった。
首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の戸建分譲住宅は3,812戸(同7.7%増)
で、東京都1,540戸(同10.2%増)、埼玉県1,002戸(同▲8.1%)、千葉県352戸(▲11.1%)、神奈川県918戸(同40.2%増)となり、郊外型の大規模ニュータウンを抱える千葉県の不振が目立つ結果となった。
戸建分譲住宅の平均建設価格は1,271万9,000円(同1.0%増)、法人受注は1,307万8,000円(同▲5.3%)、個人注文住宅は1,922万6,000円(同▲1.4%)、全体平均は1,397万1,000円(同▲2.6%)であった。
戸建分譲住宅の平均床面積は97.02平方メートル(同1.1%増)、法人受注は106.56平方メートル(同▲1.5%)、個人注文住宅は130.97平方メートル(同▲0.9%)、全体平均は103.77平方メートル(同▲1.5%)であった。首都圏では、東京都93.23平方メートル(同2.8%増)、埼玉県95.22平方メートル(同1.0%増)、千葉県99.09平方メートル(同▲3.0%)、神奈川県96.07平方メートル(同1.0%増)。
戸建分譲住宅の平均敷地面積は121.71平方メートル(同▲1.2%)、法人受注は162.29
平方メートル(同▲8.6%)、個人注文住宅は234.27平方メートル(同▲0.5%)、全体平均は148.57平方メートル(同▲2.6%)であった。首都圏では、東京都111.47平方メートル(同▲1.8%)、埼玉県114.65平方メートル(同2.6%増)、千葉県122.38平方メートル(同▲11.3%)、神奈川県113.98平方メートル(同▲5.7%)で、埼玉県以外は全て減少となっている。