不動産ニュース / 調査・統計データ

2001/11/29

アットホーム、10月の売物件市場動向を発表(首都圏)

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が29日に発表した、首都圏における10月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。

 物件登録数は、中古マンションは2,125件で、前年同月比▲21.6%と11 ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は6,712件で、同28.1%増と20ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.70万円、同▲3.5%と55ヵ月連続のマイナスとなった。1戸あたりの首都圏平均価格は2,082万円で、同▲3.5%と9ヵ月連続のマイナスとなった。
 居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲2.5%の1平方メートルあたり21.23万円。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,084万円(同▲3.9%)とこちらは過去最低を記録した。中古も3,460万円(同▲3.9%)と下落をみせた。

 中古マンションの物件成約数は768件、同▲4.1%で14ヵ月連続減となったが、東京23区と埼玉県では2ヵ月連続で増加し、東京都下では大幅に減少と、地域的なバラツキが出ている。また、1,000万円未満の物件の成約が引き続き好調で、8.1%の増加と、成約全体の2割に迫っている。
 新築戸建ての成約数は、過去最高の1,461件で、同43.4%増と15ヵ月連続のプラスとなっている。中古も688件で同5.5%増と、14ヵ月ぶりのプラスとなった。

 また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり29.79万円で、同▲3.4%と19ヵ月連続の下落。1戸あたりは1,756万円、同▲2.6%と9ヵ月連続の下落となった。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で過去最低の3,973万円、同▲8.2%と10ヵ月連続のマイナスで初の4,000万円の大台を割った。中古は2,695万円(同▲8.9%)と再びマイナスに転じた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。