国土交通省は30日、建設活動の円滑な実施を図ることを目的に毎月行なっている「主要建設資材月別需要予測」の2002年1月分について、以下の通り発表した。
【セメント、生コンクリート】
公共工事および民間建築物の着工床面積が低調に推移していることから、セメントの需要量は440万トン(前年同月比▲3.1%、13ヵ月連続のマイナス)、生コンクリートの需要量は875万立方メートル(同▲4.3%、16ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【木材】
持家着工および木造住宅の着工床面積は低調に推移しており、住宅全体の着工も低水準のため、需要量は112.5万立方メートル(同▲9.6%、26ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【普通鋼鋼材、形鋼、小形棒鋼】
民間非居住建築物の着工床面積が9ヵ月連続で対前年同月比マイナス、民間住宅についても対前年同月比がマイナスとなっているため、民間建築工事で需要割合の大きい鋼材類の需要量はいずれも前年同月より減少すると予測される。
普通鋼鋼材は200万トン(同▲8.0%、7ヵ月連続のマイナス)、形鋼は45万トン(同▲14.4%、7ヵ月連続のマイナス)、小形棒鋼81万トン(同▲4.4%、8ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【アスファルト】
公共工事の受注額において道路工事が前年より堅調な推移をみせていることから、公共工事での需要割合の大きいアスファルトは18.5万トン(前年同月比▲2.6%)と、前月のプラスの後再びマイナスになるものと予測される。