(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ(東京都港区、代表取締役社長:布谷龍司氏)は29日、建物の建設段階における環境負荷の低減の推進を目的に、建築業界初となる環境仕様書を策定し、試行運用を開始させた。
今回策定された「環境仕様書」は、発注者、設計・管理者、施工業者が協調して工事中の環境に与える影響を低減することをねらいに策定されたもの。建物の長寿命化や省資源および省エネルギー、再使用・再生利用の促進など7つの配慮項目を設定し、各項目ごとに建設段階において具体的などのような配慮をすべきかを示している。
同社では、同仕様書を環境配慮型の建築を求める官公庁や企業に積極的に提案していく方針で、発注者側の理解が得られた場合に適用することとなるが、建設段階においても環境に対する配慮が必要となるため、施行業者にも積極的取り組みを求めていくとしている。