(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、首都圏における2001年11月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,084件(前年同月比6.0%増)と、3ヵ月連続で前年同月を上回った。一方、新規登録物件数は7,113件(同▲1.5%)で3ヵ月連続で前年同月を下回った。なお、成約物件平均価格は1,959万円(同▲5.5%)で、過去最低だった前月より上昇した。
戸建住宅の成約件数は1,020件(同4.8%増)で、4ヵ月ぶりに前年同月を上回った。新規登録物件数は5,810件(同14.9%増)で、17ヵ月連続で前年同月を上回っている。また、成約物件平均価格は3,431万円(同▲7.8%)と初めて3,500万円台を割った。新規登録物件の平均価格は4,314万円(同▲6.0%)と、2ヵ月連続で4,300万円台で推移している。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は10ヵ月連続で前年同月を下回る304件(同▲8.7%)。成約物件の平均価格は3,239万円(同▲1.2%)で過去最低を更新した前月よりも上昇した。また、新規登録件数は2,310件(同17.4%増)と増加率は3ヵ月連続で2桁台となったが、1平方メートル当たり単価は23.58万円(同▲6.2%)と過去最低を更新している。