三井不動産(株)は14日、新川崎三井ビルにおいて、環境マネジメントシステムの国際標準規格「ISO14001」認証を取得したと発表した。
同ビルにおけるISOの認証取得は、同社単体としては初めてのこと。具体的には、廃棄物削減、省エネルギーの推進、グリーン調達の三項目を重点的に取り組みむほか、事故や災害の予防、大量の産業廃棄物発生、無駄なエネルギー消費を避けるよう注力していく。また特徴としては、(株)エム・エフ・ビルマネジメントや第一設備(株)など同社グループ会社と連携し同システムを構築した点。
なお、三井不動産グループでは、2001年11月にグループ全体として、より積極的に環境問題に取り組むべく「三井不動産グループ環境方針」を策定。同社のマンション事業での「エコ仕様」標準化や、同社開発のリサイクルOA紙「都紙再生」の製品化などすでに実績をあげている。
今後は、同ビルにおいてシステムの運用を徹底しながらも、継続的な業務改善、顧客サービス向上を図り、オフィスビルにおける環境汚染の防止などについてはグループ全体で取り組んでいく方針。