ミサワホーム(株)は、環境建設(株)と共同で開発した100%リサイクルの木質新素材「M-Wood2」の生産プラントにつき、北信土建(株)(長野県長野市、代表取締役:野澤柳一郎氏)から正式に受注したと発表。
「M-Wood2」は、廃木材と廃プラスチックスを主材料とした木質新素材。新しい材料資源の消費がほとんどなく、耐久性にも優れ、リサイクル処理を10回行なっても、1回目に成形した時と変わらない強度と外観を実証している。同社では、「M-Wood2」を21世紀を代表するエコマテリアルと位置づけ、製造技術をグループ会社以外にも提供していく方針を決め、今回の受注が実現した。
今回正式受注したプラントは、現状最大規模となる予定で、長野県においては第1号となる。北信土建では、「M-Wood2」のシステムをベースとして、建設解体廃材や県内から排出されるプラスチックを配合し、有機性再生木材「NE-Mwood」を生産する。なお、製品は建築土木資材はもちろんのこと、公園等に設置するベンチや遊歩道等の景観部材、生活雑貨など広範囲において活用していく。
プラント建設にあたっては、環境建設がこれを請け負い、12月に着工、2002年5月竣工の予定。