不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が25日に発表した、首都圏における11月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。
物件登録数は、中古マンションは2,099件で、前年同月比▲20.7%と12ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は6,443件で、同25.3%増と21ヵ月連続のプラスとなった。
首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり32.96万円、同3.1%と56ヵ月連続のマイナスとなった。1戸あたりの首都圏平均価格は2,038万円で、同▲3.1%と10ヵ月連続のマイナスとなった。
居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲7.4%の1平方メートルあたり19.90万円と20万円台を割り、1992年4月の調査開始以来過去最低を記録した。戸建て住宅の登録価格数の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,124万円(同▲5.9%)と下落し、中古も3,534万円(同▲3.6%)と下落をみせた。
中古マンションの物件成約数は744件、同▲16.5%で、15ヵ月連続減となり、東京23区と神奈川県では20%を超える大幅な減少となって、首都圏全体のマイナス幅を押し広げた。
新築戸建ての成約数は、1,371件で、同23.4%増と16ヵ月連続のプラス。中古は585件で、▲同15.9%と再びマイナスに転じた。
また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり28.98万円で、同▲11.1%と20ヵ月連続下落し、過去最低。1戸あたりは1,750万円、同▲9.0%と10ヵ月連続の下落となった。
戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で3,920万円と2カ月連続で過去最低を更新、同▲8.3%と11ヵ月連続のマイナスとなった。中古は2,672万円(同▲6.7%)と2ヵ月連続のマイナスとなった。