積水ハウス(株)は17日、2001年9月20日の中間決算発表時に公表した2002年1月期通期業績予想を下方修正した。
これにより、通期単独業績予想は、当期純利益▲850億円(従来予想▲70億円)と修正。同じく通期連結業績予想も下方修正され、当期純利益▲840億円(従来予想▲65億円)となった。
修正の理由として同社では、当期末に販売用不動産を時価に再評価し、簿価と時価の差額を特別損失として計上するなど、今期の特別損失として、単独で約2,090億円、連結で約2,160億円が見込まれるためとしている。
同社では、これら業績の下方修正をうけ経営改革を併せて発表。次回の定時株主総会において取締役員数を現在の28名から半減、執行役員制度を導入するほか、人件費についても実績主義をさらに明確化させるなど、次期に向け100億円のコストダウンをめざすとしている。