不動産ニュース / 調査・統計データ

2002/1/24

アットホーム、首都圏大学生対象「部屋探しに関するアンケート結果」を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、首都圏の大学生を対象に「部屋探しに関するアンケート」調査を実施し、その結果をまとめた。

 調査は、2001年11月15日から20日までの間、首都圏5大学の学生360人(男子170人、女子190人)を対象に実施したもので、そのうち一人暮らしをしている学生は163人(45.3%)。
 同調査結果によると、希望する家賃(管理費含む)は、「5万円以上6万円未満」が37.5%(耐前年比9.0ポイント増)で最も多く、全体の61.4%が6万円未満を希望している。
 希望する間取りタイプは、「1DK」が38.0%、「1K」が29.6%で、1996年まで人気トップであった「ワンルーム」は年々希望者が減少、今回調査では全体の9.2%となり、3年連続で過去最低を更新した。なお、全体の60.9%が「1DK」以上を希望している。
 また、ワンルームで好ましいと思う居室タイプについては、71.7%が「フローリング」と答え、相変わらずの人気傾向となっている。しかし、一方で男子の14.9%が「和室」と回答しており、97年以来の高水準を示している。
 部屋を決める際に環境面で重視すること(複数回答)については、「コンビニエンスストアが近い」が83.9%(同▲3.3ポイント)で最多であるものの、次いで「スーパーマーケットが近い」67.5%(同10.9ポイント増)となり、リーズナブルで惣菜等のメニューが豊富なスーパーへの人気の高さが目立った。
 希望する住宅機能・設備について(4つまで回答)は、絶対に欲しいと考えているもののトップは「エアコン」80.0%、次いで「独立したバス・トイレ」71.9%、前回4位の「幅180ミリメートル程度の収納スペース」は50.6%と3位に浮上した。一方、できれば欲しいもので目立った回答は、男子が「ロフト」「インターネット接続料込み」、女子は「バルコニー(ベランダ)」「オートロック」の人気が高かった。
 不動産会社を選ぶ際のポイント(複数回答)のトップは「自分の住みたい街にある」が76.7%で、次いで「店内に入りやすそうな明るい雰囲気」60.6%、「店頭に間取り図面が多く掲示してある」が41.1%となった。特徴としては、4位に「インターネットで物件情報を提供している」29.4%と食い込んだこと。
 なお、住まい探しの際にあったらいいなと思うサービスは、不動産会社に対しては「引越しまで世話してくれる」や「カウンセリング、アフターサービス」、住まいに対しては「家具付き」「一定期間の無料体験」などの声があがった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。