不動産ニュース / ハウジング

2002/1/24

ナショナル住宅、新構法採用の都市型4階建併用住宅「ソルビオス4U・NEW」新発売

都市型4階建併用住宅「ソルビオス4U・NEW」(1Fが店舗の例)
都市型4階建併用住宅「ソルビオス4U・NEW」(1Fが店舗の例)

ナショナル住宅産業(株)は、都市の狭小敷地において4階建住宅建築を可能にする業界初の新構法「ニューハイブリッドシステム」を採用した戸建住宅「ソルビオス4U・NEW」を26日より発売すると発表した。

 同社は、工業化住宅としては初めての4階建併用住宅「ソルビオス4U」を昨年1月に発売し、都市部における店舗・賃貸併用住宅の建て替え市場をターゲットに、敷地面積20~40坪の狭小地を中心として実績を伸ばし、今回の発売に至った。
 同物件の構造は、200ミリ角の重量鉄骨を架構体とした同社独自の「重量鉄骨NSラーメン構造」とあわせて、通し柱と管柱を併用する新構法「ニューハイブリッドシステム」を新しく採用。これにより、建築基準法における道路傾斜制限や北側斜線制限をより柔軟にクリアできるほか、都市部の限られた敷地を有効活用できる多彩なプランニングが可能となった。なお、新構法の「ニューハイブリッドシステム」は、「スライドコラム」「管柱併用サブユニット」「柱平面移動」の3つのシステムにより構成されるもので、特に「スライドコラム」は4階部の柱を「管柱」とすることで通し柱が不要となり、床梁上を225ミリ単位で移動させて外観シルエットや床面積の微調整を行なうことができる画期的な構法。さらに、隣家との隙間400ミリで施工可能な「狭小地工法」を採用することで、建物を敷地境界線間近まで建築することができ、敷地の有効活用が可能となった。
 また、4階建併用住宅にすることで「プラスワンフロアのゆとり」を活かした「上で生活、下で収益」という発想を提案するほか、セコム(株)と提携し、ナショナル住宅独自の防犯システムを標準仕様にしている。
 販売エリアは北海道、沖縄、積雪寒冷地域を除く全国。価格は3.3平方メートルあたり74万円台からで、初年度は120棟の受注をめざす。

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