東京建物(株)は14日、「2001年12月期決算短信」を発表した。
当期単体業績の売上高は849億3,500万円(対前期比▲19.8%)、営業利益は115億9,700万円(同0.6%増)、経常利益は64億7,200万円(同52.0%増)、当期純利益は18億9,900万円であった。
当期連結業績(対象15社)の売上高は1,055億1,500万円(対前期比▲14.0%増)、営業利益は147億200万円(同4.4%増)、経常利益は90億6,700万円(同33.3%増)、当期純利益は37億5,300万円(同▲66.3%)であった。
賃貸事業においては、稼働率、収益性の維持向上を図るべく、順次、耐震・リニューアル工事を実施し競争力の強化に努める一方で、プロパティマネジメント業務の受注拡大にも力を入れたものの、前連結会計年度の「東京建物新宿ビルディング」売却等が当期の減収要因となった。
次期の見通しについては、長期低迷が続き、不動産業界をとりまく環境も大きく変化している中、グループ一丸となって「東京建物グループ全体の企業価値の向上」をさらに推進し、営業利益1,250億円、経常利益86億円、純利益52億円を見込んでいる。