三菱地所系のジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は19日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「御堂筋ダイワビル」(大阪市中央区)の不動産信託受益権を2月28日に取得すると発表した。
「御堂筋ダイワビル」は、1991年9月に竣工した地下2階地上15階建て、テナント総数20店舗の物件で、総賃貸面積は2,0449平方メートル。大和紡績(株)(大阪市中央区、代表取締役:武藤治太氏)および共和(株)(大阪市中央区、代表取締役:木村武氏)から73億8,000万円で取得する。
19日現在、同物件の権利関係は、土地部分を大和紡績と共和、住友信託銀行(株)の3社が共有、建物は3社が区分所有または区分所有権を共有する形をとっている。不動産信託受託者である住友信託銀行が土地および建物所有権の50%を持ち分としており、JREは住友信託銀行持ち分の信託受益権を保有しているため、今回、大和紡績および共和の持ち分の信託受益権を取得することで、実質的に土地および建物全体の信託受益権を保有することとなる。
なお、同物件取得に伴い、同社では取得資金の一部に充当するため、取得予定日の2月28日に70億円の資金の借り入れを行なう予定。