不動産ニュース / 開発・分譲

2002/3/7

山万、「ユーカリが丘 福祉の街」事業に着手

「福祉の街」全体プランのイメージ
「福祉の街」全体プランのイメージ

 山万(株)(本社:東京都中央区、社長:嶋田哲夫氏)は 6日、かねてより計画中の「ユーカリが丘 福祉の街」(千葉県佐倉市)について、2010年の竣工をめざし具体的に事業を推進していくことを明らかにした。

 同社は、1971年5月から30余年にわたり同市にて「ユーカリが丘ニュータウン」(総開発面積約246ha)を開発し、「福祉の街」は同地区北部に15ha規模で展開する「高齢者福祉」をまちづくりのコンセプトにしたエリア開発で、日本最大級規模となる。またこのプロジェクトでは、「産・官・学・民」一体となった福祉への取り組みをめざし、「医療・福祉・保険・教育」の各施設がそれぞれの機能を発揮して、連携をとっていくまちづくりを提案している。

「福祉の街」は、街区を4つのゾーンに分けて開発し、1.ナーシング・ケアゾーンとして、特別養護老人ホーム、痴呆性高齢者グループホーム、保険福祉センターなどを建設、2.インキュベーションセンターゾーンでは、老人デイサービスセンター、在宅介護支援センターを設け、和洋女子大学社会福祉学科の設置にともなう教育の実践や人材育成の場としての役割を持つ。また、3.リタイアメント・ビレッジゾーンは、健康な高齢者を対象としたリタイアメントハウス、食事サービスやフロントサービスのある老人ホームなどで構成され、4.アクティブゾーンでは、パークゴルフ場やフィールドアスレチック、園芸セラピーガーデンなど心身ともにリフレッシュできる環境が整備されている。
 
 同社は、開発事業費として約80億円を予定し、「福祉」をまちづくりの中心に据えた、生産性の高い自立型の中核都市をめざすとしている。

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