不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は21日、首都圏における1月の賃貸物件の市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が49,631件(対前年同月比7.0%増)で8ヵ月連続のプラス、事業用は7,831件(同14.8%増)で11ヵ月連続プラスとなった。
1平方メートルあたり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,460円(前月比▲0.4%、前年同月比0.0%)、アパートは2,010円(同▲1.0%、同▲1.5%)。1戸あたり登録賃料の首都圏平均では、マンションが10.85万円(同▲0.3%、同▲0.8%)、アパートは6.61万円(同▲1.2%、同▲1.9%)となった。
居住用賃貸物件成約数は10,738件(前年同月比0.8%増)と1月では過去最高の結果となった。
また、1平方メートルあたり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,520円(前年同月比▲4.9%)、アパートは2,140円(同▲4.9%)。1戸あたり成約賃料の首都圏平均では、マンションが9.55万円(同▲4.5%)、アパートは6.69万円(同▲2.6%)となった。
また同日、同社のインターネットサイト「不動産総合情報サイトat home web」における首都圏の居住用賃貸物件の検索状況(1月)を発表した。
それによると、ネット検索はシングル層を中心に利用され、アパート検索では過半数が1R、1K、1DKを希望している。また、住みたい沿線のトップは東急東横線、次いで東急田園都市線、山手線で、希望所要時間は「駅から10分以内」が最多となった。賃料指定のトップは「上限8万円」、次いで「上限10万円」となり、上限5~10万円の合計は、アパートが79.2%、マンションが67.4%、一戸建ては55.0%となった。