トヨタ自動車(株)は2日、栃木県と群馬県におけるトヨタホームの新販売会社「トヨタホームあおい(株)」(栃木県宇都宮市、代表者:川瀬敏夫氏)と「トヨタホームはやて(株)」(群馬県高崎市、代表者:井上正士氏)を、1日付けで設立したと発表した。
同社では現在、全国27都道府県において27社のトヨタホーム販売会社を展開中で、栃木県には「トヨタホーム栃木(株)」(栃木県宇都宮市、松本昌明社長)と「トヨタホーム北関東(株)」(栃木県宇都宮市、新井祥夫社長)が、群馬県には「トヨタホーム群馬(株)」(群馬県高崎市、横田英一社長)と「トヨタホーム群馬中央(株)」(群馬県高崎市、新谷次男社長)が、地元トヨタ系車両販売店100%出資により、それぞれ販売を行なっている。今回の新会社設立では、これら4社を同社が出資母体となる新会社2社に統括することにより、同社が重点強化地区と位置付ける北関東地区における販売力の大幅な強化や、ユニット住宅生産工場である栃木営業所との製販一体となった事業展開を狙う。
なお現在のトヨタホーム店4社は5月末まで営業活動を行ない、新会社が営業開始する6月1日をもって、新会社に事業を移管、既販の顧客へのアフターサービス業務についても、新会社が引き継ぐ方針。新会社2社はそれぞれ2002年度目標として、戸建販売戸数100戸、売上高25億円をめざすとしている。
また同社では同日、トヨタファイナンシャルサービスグループのトヨタファイナンス(株)(東京都江東区、稲垣嘉男社長)を通じて提供しているトヨタホーム専用の住宅ローン「安心宣言」について、サービス内容を大幅に強化した「新安心宣言」として、取扱い開始したと発表。
同商品は、購入資金調達面において優位性のある住宅ローンを提供することにより、お客さま満足度の向上とトヨタホームの販売量拡大をめざすもの。具体的には、「独自の基準金利の設定」および「固定期間金利(初回優遇)による更なる優遇」を行ない、10年固定で2.7%、2年固定では1.15%という金利水準を実現する(首都圏・東海地区・近畿圏での数値。保証料を除く)。このほか、繰上返済における手数料の廃止や、金利固定期間更新時における手数料の全期間無料扱いなどのサービスを実施、利便性の高い住宅ローンとなっている。