不動産ニュース / 開発・分譲

2002/4/3

東急建設、住宅の騒音・遮音デモンストレーションシステムを開発

可搬型遮音ルーム
可搬型遮音ルーム

 東急建設(株)は、住宅供給者、建築設計者、住宅購入予定者等を対象に、住戸内の騒音や遮音性能を体感できるデモンストレーションシステムを開発した。

 同システムは、同社が独自に開発したパソコン用プログラムにより、メモリーカードに構築された「騒音データベース」と市販のDSPユニット(デジタル信号処理装置)上に組み込まれた「遮音性能データベース」を制御し、任意の騒音を再生するもの。原音のレベルや周波数特性等を忠実に制御するとともに、建築の仕様に応じた任意の遮音性能をコンピュータシミュレーションによりリアルタイムに模擬体験することができる。さらに同社研究所によって実測された外部騒音(交通騒音、鉄道騒音等)、マンション等の隣戸からの伝搬音(ピアノなどの楽器音、話し声等)、床衝撃音などをデモンストレーション信号として用い、任意に入れ替えも可能になっている。
 また、同社が開発した「高遮音内装システム」を用いた専用の可搬型体感ルームを使用することにより、顧客先でのプレゼンテーションが可能となるとともに、より高精度なデモンストレーションを行なうことができる。
 同社ではすでに、同システムを社内の設計物件および施工物件に適用しているが、今後は設計事務所やディベロッパー、マンション管理会社などにもシステムを提供していくとともに、「高遮音内装システム」の販促を兼ね、マンションモデルルーム等にも活用していく方針。

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