不動産ニュース / ハウジング

2002/4/11

【編集部取材】積化工、新3階建て住宅の「進・デシオ」発表

新3階建てのセキスイハイム「進・デシオ」
新3階建てのセキスイハイム「進・デシオ」

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは11日、4月27日より販売開始する3階建て住宅の新商品・セキスイハイム「進・デシオ」を発表した。

 業界初の3階建て住宅を開発・販売した同社では、新商品の従前モデルである「デシオ」を1965年に販売開始し、これまでに約1万棟を販売している。
 しかし、顧客へのアンケート調査では「掃除・洗濯物干しが大変」「ゴミ出し・買物が大変」など3階建て住宅の不便な点として上下階移動を挙げる主婦が多く、新商品「進・デシオ」ではこれらの不満解消対策とともに同事業理念『地球環境にやさしく60年以上快適に住み続けることの出来る住まいの提供 』を実現させるための新たなテクノロジーを採用している。
 主な特徴は、
(1)LCC(ライフサイクルコスト)の低減に配慮するため、耐久性が高くメンテナンス費用が少額ですむ「磁器タイル外壁」を採用するとともに、増加する光熱費を軽減させるためスペース活用型の「新ソーラーシステム」を採用している。既存商品では屋上バルコニーと太陽光パネル設置の併設ができなかったのに対し、同システムでは太陽光パネルの仕様変更と高強度構造体を採用することで、併設が可能となった。これにより、屋上の有効利用が見込められ、新たに導入した「LCC算出システム」によると、LCC配慮住宅は非配慮住宅に比べ電気代・修繕費など60年間で約1,200万円の費用差が生じることがわかった。
(2)従来100ミリメートルの鉄骨角柱を120ミリメートルにすることで、約1.5倍の高強度構造体を実現。これにより、業界標準の間口7.2メートルを大きく上回る間口9メートルの無柱大空間を可能とし、可変性の高い自由なレイアウトができる。
(3)従来の3階建て住宅の不満点を解消するとともに対高齢者向けの対策として、省スペース型の「コンパクトエレベーター」を標準装備する。また、流しから直接生ゴミを捨てられる「ビルトイン生ゴミ処理機」、各部屋から玄関の開・施錠ができるモニタ付の「ホームセーフティステーション」などをそれぞれ標準装備することで、日常生活における快適性を大きく向上させる。
 など。
 なお、販売価格は3.3平方メートルあたり58万円からで、販売棟数は初年度1,200棟をめざす。

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