不動産ニュース / ハウジング

2002/4/12

ナショナル住宅産業、シニア向け賃貸住宅事業を積極展開

「サンリスタ守口」完成予想図
「サンリスタ守口」完成予想図

 ナショナル住宅産業(株)は、松下電工(株)とシニア向け賃貸住宅事業において提携し、「サンリスタ」事業として積極的に展開していく方針を明らかにした。

 「サンリスタ」は、同社の住まいづくりや土地活用事業のノウハウと、松下電工の「ナイス・エイジフリー事業」による実績を生かしたシニア向け賃貸住宅事業で、民間では初めての取り組みとなる。入居対象は、自立生活ができる60歳以上の健常者で、有料老人ホームに比べ入退去が気軽なうえ、入居費用も月額14万円程度とリーズナブルに設定されている(入居一時金450万円程度は別途)。立地としては、最寄り駅から10分以内を想定、1棟あたりの住戸数は45~50戸程度、1戸あたりの住戸面積は40~45平方メートルをモデルイメージとして掲げている。
 ソフト面では、建物内に受付カウンターを設置し、日々の暮らしをサポートする専門職員「暮らし添乗員」を常駐させる。「暮らし添乗員」は、ホテルのコンシェルジュ的役割担うことを目標としており、提携医療機関への連絡を含む健康相談をはじめ、コミュニティづくりの手伝いや各種イベントの開催・運営、クリーニング・郵便等の取り次ぎなどさまざまなサービスを提供していく。
 機能性と開放感に配慮した居室内は、バリアフリー設計、オール電化仕様はもちろんのこと、カラーモニター付きセキュリティインターホンシステムの導入などセキュリティ面にも力を入れている。インテリアについても3プランを基本に、壁クロスや床、収納扉等の材質や色柄をコーディネートすることができるセミコーポラティブ形式を採用している。
 また、土地所有者がリスクの少ない賃貸住宅経営を行なえるよう「20年間一括借上げシステム」の利用を可能としている点も特徴にあげている。
 同社では、第1弾物件として「サンリスタ守口」(大阪府守口市)の入居募集をすでに開始しており、入居者の目処が整い次第、正式に契約を交わし2003年の竣工をめざす。今後については、2004年度に年間売上高約30億円の事業に成長させたい方針。

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