大東建託(株)は12日、新会社「大東ホーム薬品(株)」(東京都港区、代表取締役社長:門内仁志氏)を設立し、配置薬事業を開始すると発表した。
新会社は、大東建託の管理物件について入居者斡旋の際に配置薬(薬箱)を設置する事業を行なうもので、これにより新規配置先の開拓が困難とされている同事業について、より有利な配置ができるとしている。また、従来シェアの薄かった賃貸建物へも配置薬を設置するとしており、退去時に未回収が発生するリスクについても、全退去時手続きを同社で行なうことにより経営ロスを100%防止することができるなどの利点をもって、有利な業界参入を図る。
なお、新会社は各種許認可の取得を待って5月中旬頃より事業を開始。初年度は首都圏エリアを中心とする同社管理物件約20,000戸を対象に、売上高6,000万円をめざし、その後は他エリアへの事業拡大を図りながら、2005年度に売上高10億円、営業利益1億円で黒字化を図っていく計画。