(株)長谷工コーポレーションは25日、同社が2002年2月21日に公表した中期3ヵ年計画「NUBI(ナビ)21」(※)の概要を発表した。
中期3ヵ年計画の主な内容としては、(1)独自のプロジェクトマネジメントやコンストラクションマネジメント事業を確立する一方で、公共事業の受注活動から撤退する、(2)サービス関連持株会社と、グループ持株会社を設立する、(3)財務体質健全化に向け施策を実施、(4)経営合理化の一層の推進、などを挙げている。
なお、(3)の具体的施策として、2002年3月期に約2,000億円の特別損失を一括計上し、これによる債務超過の解消と欠損金の填補、および有利子負債を削減するため、156億円の資本準備金を取り崩すとともに、534億円の資本金を減少させ、主力3行に対する銀行借入債務1,500億円を株式化させる。
また、債務の株式化にあたっては、今年6月開催予定の定期総会で減資について決定した後に株式化させ、資本金と資本準備金としてそれぞれ750億円ずつ増加させる計画。
※「NUBI 21」=Neu Urban Business Industry 21の略