不動産ニュース / その他

2002/4/25

【編集部取材】IHIO、輸入住宅瑕疵保証制度をスタート

 輸入住宅産業協議会(IHIO、羽山定克会長)は24日、輸入住宅瑕疵保証制度を6月1日からスタートすると発表した。

 IHIOでは本制度の創設にあたり、ハウスプラス住宅保証(株)と施工検査体制の構築において業務提携するとともに、保険枠の有効活用のため(株)住宅あんしん保証と提携。これにより実現した同制度は、IHIO会員の瑕疵担保責任をバックアップするもので、会員がIHIOに住宅登録料(住宅価格の0.39%)を支払い、登録を受けた住宅に瑕疵が生じた場合に、住宅あんしん保証が保険契約を結んだ保険会社から保険金が支払われるという仕組み。住宅金融公庫と同等水準の設計施工基準を導入するとともに、ハウスプラス住宅保証に現場検査を委託することで、中立性の高い検査体制を確立。また、同制度の登録会員は、IHIO会員の中でも一定の財務審査と技術審査にクリアした会員に限られるので、ユーザーが得る安心感は高い。
 保証内容は、「長期保証」と「短期保証」があり、前者は品確法に定められている基本構造部分の瑕疵について引渡しから10年間無料で修理するもの、後者はIHIO独自の「短期保証基準」に定めた不具合に対して2年間の保証を行なうというもの。
 同協議会ではこれまでに、「住宅完成保証制度」(住宅建設請負契約における履行責任保証)、「地盤保証制度」(不同沈下等の地盤による建物の損害保証)を立ち上げている。羽山会長は、「今回の瑕疵保証制度のスタートで念願だった3制度がそろった。会員の財務的信用力の強化と、ユーザーへの安心感を一層強化したい」と語った。

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