国土交通省は9日、今後電子入札を順次拡大するにあたって、電子入札システム利用者の習熟度を深めるための練習環境(Web版チュートリアル)をインターネット上に整備したことを発表した。
Web版チュートリアルとは、電子入札施設管理センター(e-BISCセンター)のホームページ(http://www.e-bisc.go.jp)上で、実際の電子入札システムと同様の画面遷移の確認や、データ入力が体験できるもの。
同省直轄事業では、2001年10月に電子入札システムを用いた入札を開始、同年度は約100件について実施した。今後、2002年度は約2,000件について実施し、2003年度からは全面的に導入することとしている。同システムのチュートリアルの特徴として、インターネット上で公開することにより、時間的・場所的な成約を受けずに電子入札の練習が可能、また受注者側の操作、発注者側の操作について、それぞれ一連の流れを個別に練習することができるなどがあげられる。
なお、チュートリアルの対応OSはWindows95、Windows98、WindowsMe、Windows2000となっている。
今回公開する入札方式は、「一般競入札方式」「公募型競争入札方式」の二方式。今後は「指名競争入札方式」、「工事希望型指名競争入札方式」についても順次公開していく予定。