三井ホーム(株)は15日、「2002年3月期(第28期)決算(単体・連結)」を発表した。
それによると、当期単体の売上高は1,429億1,100万円(前年同期比▲16.7%)、営業利益は▲53億1,100万円、経常利益は▲48億9,800万円、当期純利益は▲112億8,100万円であった。
当期連結(対象23社)の売上高は2,169億3,400万円(同▲12.8%)、営業利益は▲55億5,900万円、経常利益は▲56億3,000万円、当期純利益は▲97億800万円であった。
当期の連結業績について同社では、ブランド力の強化や経営構造改革を見据えた諸施策に積極的に取り組んだものの、住宅市場の低迷が予想をはるかに超える深刻さを増したことがひびき、経常損失を計上するに至ったとしている。また、当期損失については、関係会社に対する貸付金等の金銭債権を対象とする貸倒引当繰入額24億6,700万円、販売施工代理店4社の解散を決定したことに伴う整理損9億1,300万円などの特別損失を計上したことによるもの。
今後の見通しについては、単体ベースで売上高1,560億円(前期比9.2%増)、経常利益7億円、連結ベースで売上高2,280億円(前期比5.1%増)、経常利益16億円を見込んでいる。
なお、当期の配当金については、期末配当金として1株につき7円を予定しており、すでに実施した1株につき7円の中間配当金とあわせて年間配当金は1株につき14円となる予定。次期においても、安定的な株主配当の継続を基本として、年間配当金1株につき14円(中間7円、期末7円)を予定している。