住友林業(株)は21日、1996年9月の台風17号で倒木の被害を受けた富士山2合目の国有林において、ボランティアによる植林・枝打を行なったと発表した。5月12日、15日の2日間に渡り、地元の住民や同社社員、その家族など465名が参加、ブナやヒノキなど2,500本を植えた。
同社は、1998年2月に創立50周年を迎えたのを記念して、同年4月より被害に合った約750ヘクタールのうち、約90ヘクタールで自然林の復元に取り組んできた。「富士山『まなびの森』プロジェクト」と名付けられた同活動では、一般賛同者や地元住民、同社社員が集まり、自然林の早期再生をめざしてボランティア研修を兼ねた造成活動を行なっている。これまでに植林・枝打に参加した人数は延べ5,034名、植林本数34,660本、植林面積32.8ヘクタール。