住文化研究協議会は22日、「平成13年度住文化調査研究報告書」を発行した。
同報告書は、昨年度からの2年続きの研究テーマ「『ミレニアムの住宅提案:社会性住宅』-新しい社会に応える住まいの条件」の2年目の成果とともに、一年間の調査研究報告をまとめたもの。
同調査では、2つの問題「住まいと住機能のミスマッチ」と「公のインキュベータ機能の弱体化」を取り上げ、住まいの内外機能の変遷について詳しく調査した。その結果、「内部化」「外部化」「ボーダレス」「希薄化」の4つの変化があることを把握した、と報告している。また、同報告書では「分譲マンションが持つ多様性」について、「軽くて薄い関係」から「重くて深い関係」まで多種多様なかかわりを持っており、かかわりづくりの大いなる可能性が見出せる、としている。
なお、報告書の内容に関する問い合わせは、住文化研究協議会事務局(03-5540-5033)へ。