東急不動産(株)は23日、「2002年3月期決算(連結)」を発表した。
当期連結業績(対象42社)の売上高は4,944億5,300万円(対前期比1.1%増)、営業利益は255億7,800万円(同0.2%増)、経常利益は147億5,100万円(同33.5%増)、当期純利益は72億4,100万(同151.2%増)で、経常利益は過去最高益となった。
なお、同社では有利子負債削減のため、販売業資金回転の短期化および低稼働の固定資産売却 、保有株式を売却したが、固定資産売却の際の売却損43億3,600万円は特別損失に計上。これにより有利子負債の期末残高は4,727億円4,100万円(対前期末比▲319億5,600万円)となり、中期経営計画で定めた目標を上回る結果となった。また、増収・増益となった主な要因としては、小売業部門で小売店「ハンズセレクト バス&キッチン」の売上高が大きく伸び、1001億6,400万円(対前期比34億100万円増)で初の大台超えとなったほか、賃貸業部門では新規ビルやビジネスホテルが相次いで竣工するとともに通期稼働ビルが増え、売上高742億8,900万円(同35億7,600万円増)となったこと等を挙げている。
次期見通しについては、連結で売上高5,000億円、営業利益270億円、経常利益160億円、当期利益60億円、東急不動産の単体では売上高2,200億円、営業利益160億円、経常利益60億円、当期利益50億円を見込む。