(株)ゼンリンは11日、パソコンで利用できる地図ソフト「ゼンリン電子住宅地図 デジタウン」を7月中旬より販売開始すると発表した。
同ソフトは、ゼンリンが市区町村別に発行している住宅地図帳の1冊分(1地区分)の内容を1枚のCD-ROMに収録した電子住宅地図。なお、住宅地図情報と利用するためのソフトが一体化されているので、閲覧用ソフト等のインストールや特別な設定は不要。
住宅地図情報は、建物の形や戸別の事業者名・居住者名など詳細な情報の閲覧が可能で、地図画面のスムーズスクロール(表示画面移動)やアリーズーム(任意の拡大縮小表示)、各種検索機能や書き込み機能等による見やすさと簡単操作が最大の特徴。
動作環境はWindows98以上で、ハードディスクに300MB以上の空き容量とメモリ64MB以上が必要。CD-ROM、マウス、Internet Explorer5.0以上は必須。なお、印刷は可能だがPostScript系プリンタには非対応。
価格はタイトル毎に異なるが、1枚あたり平均20,000円前後(例:東京都港区版20,000円、千葉県船橋市東部版25,000円)。2003年3月までに約500タイトルを発行する予定で、初年度は10億円、次年度では20億円の売上高をめざす。