不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が29日に発表した、首都圏における4月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。
物件登録数は、中古マンションは1,867件で、前年同月比▲10.5%と17ヵ月連続のマイナスとなった。新築戸建ては5,378件、同0.3%増で、25ヵ月ぶりにマイナスを記録した前月から一転、わずかではあるが再びプラスとなった。
首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.95万円となり、同▲1.0%と61ヵ月連続のマイナス。1戸あたりの首都圏平均価格は2,120万円で、同2.5%上昇し15ヵ月ぶりにプラスに転じた。
居住用土地登録価格の首都圏平均は1平方メートルあたり20.20万円で、同▲10.9%の下落。上昇となったのは同1.9%上昇の東京23区内のみで、神奈川県、千葉県ではそれぞれ同▲12.4%、同▲20.3%と大きく下落している。
戸建て住宅の登録価格数の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,019万円で同▲6.2%下落した。一方、中古は3,735万円で同5.4%の上昇となった。
中古マンションの物件成約数は855件、同6.2%増で再びプラスに転じたほか、埼玉県では同15.3%増とケタ台の伸びを示し、3ヵ月連続の前年同月比増となっている。
新築戸建ての成約数は1,551件で、同30.9%増と21ヵ月連続のプラス。一方、中古も696件となり、同7.7%と再びプラスとなった。
また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり30.22万円で、同▲2.5%と25ヵ月連続の下落。1戸あたりについても1,786万円、同▲2.1%と15ヵ月連続の下落となった。
戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で3,883万円、同▲7.1%と16ヵ月連続のマイナスとなり、中古についても2,480万円、同▲10.5%と7ヵ月連続のマイナスとなった。