独立行政法人の建築研究所は、木造耐震補強構法技術マニュアル整備の一環として、優れた耐震補強方法を一般から募集し技術コンペを行なうと発表した。
同法人では、耐震補強の必要性の判定方法や判定結果に対応した具体的な耐震補強方法、補強された建物の耐震性能の評価方法などをまとめた技術マニュアルを整備し、出版、公開していく方針。今回開催するコンペで選出された提案は、性能評価方法を明記した上でマニュアルに掲載されることとなる。提案者は、同法人が提示したいくつかの評価方法の中から、補強構法の特性に応じた性能評価方法を選択のうえ、補強後の建物の耐震性能を計算し、補強構法の概要とともに提出する。募集の詳細は以下の通り。なお、審査結果は12月に発表、翌1月に表彰式を行ない、6月頃にマニュアル等を出版する予定。
■スケジュール
公募に関する問い合わせ 2002年9月15日まで
応募図書受け付け期限 2002年9月30日まで
■募集対象
既存木造住宅の耐震性能向上を目的とした建物全体を補強する構法。同、部分的な補強構法、ただし建物全体の補強効果が評価可能なもの
■応募資格
個人、企業、団体等いずれも可で、応募資格は特になし。また、複数提案も可
■提案方法
・指定の課題住宅（2階建て）に対する耐震補強構法の提案とする
・所定の応募用紙に必要事項を記入の上、補強方法の性能を確認した根拠書類とともに以下の送付先に郵送のこと。Eメール、持ち込みも可
■問い合わせ
Eメールにて
木造住宅の耐震補強構法技術コンペ係 w-taisin@kenken.go.jp
