(株)大京は27日、欠損金の補填を目的とした資本の減少を図るとともに、総額600億円の優先株式を発行することを明らかにした。
今回の資本減少額は350億4,655万4,424円で、発行済株式数の変更を行なわない無償の減資となる。7月1日に債権者異議申述催告広告が行なわれ、8月8日より効力が発生する。
同社は、割当先である各金融機関から貸出債権を現物出資してもらうことにより、第1種優先株式第4種優先株式を発行する。第1種の割り当ての概要は、(株)UFJ銀行が500万株、(株)みずほコーポレート銀行が510万株、(株)あさひ銀行が480万株、UFJ信託銀行(株)510万株。いずれも申込期日が9月9日、払込期日が9月10日、配当起算日が9月11日となっている。同社は同株式の発行で自己資本を強化していく方針。