東京建物(株)は19日、インターネットを活用したビルマネジメントシステム「e-BM(イー・ビー・エム)」の試験運用を、7月22日よりモデルビル2棟で開始すると発表。
同システムは、同社の運営管理ビルに入居するテナント向けのサービスとして開発したもので、インターネットを活用した「テナントサービス機能」と「PM業務管理・サポート機能」の2機能で構成されている。
「テナントサービス機能」としては、各ビルごとに専用ホームページを作成し、各テナントにはIDとパスワードを配付する。ホームページ上では各ビルにより若干異なるものの、主に館内細則・消防図面・ビル設備管理予定表などが閲覧できるほか、各種届出や業務連絡用の掲示板、各種要望の受付などを行なうことができる。
「PM業務管理・サポート機能」は、主にテナントにサービス提供を行なう施設管理者・指定工事会社と東京建物の2者間において、情報の共有化や業務の効率化を図ることを目的とし、利用するもの。利用可能な機能は契約管理機能・空室情報・施設管理機能・ソリューション機能・工事管理機能など。
なお、今回試験運転するビルは「東京建物室町ビル」と「東京建物第3室町ビル」の2棟で、状況により順次導入ビルを拡大し、今年10月までに首都圏に所在する全ビルへの導入を、年内には全国に所在する全ビルへの導入をめざす。